情熱家 雄真  『  一筆啓上。  』
月別ログ_2009年03月分
スポンサーサイト (--/--/--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
“ シャボン ” (2009/03/30)
  “ 好かったらこれ使っていいよ! ”

  と初老の紳士がせっけん箱から

  真っ白なせっけんを僕らに渡してくれた。

  博多から仲間が鹿児島に遊びに来て

  黒豚とんかつ 桜島とお決まりの

  コースを周り〆の温泉に来たもののタオルも何もなしの手ぶらで

  街中にも関わらず

  壁のタイルに富士山と黄色いケロリンの洗面器があるような

  温泉にやってきた。! 

  そこで仲間と

  “ 石鹸も何も持って来なかったなぁ・・・。 ”

  何て話していると 

  今となっては、懐かしいせっけんを貸してくれた

  大きな温泉では無いのでせいぜい10人お客がいるかいないか

  もちろん他のお客さんにもその会話は見えていた

  せっけん一個のやり取りで小さな温泉は一気に

  僕らの小さい頃の昭和に時代が戻った。

  湯船につかる時も先に入っている方に軽く会釈をして

  入る人がいると慣わしのようにみんながそうする。

  脱衣所でも“ お先します! ”とばかりに

  軽く会釈をしていく。

  他のお客さんのそういった所作を愉しんでいるかのように・・。

  いいもんです
  
  この景色

  真っ白なせっけんで身も心も洗われた。

  初老の紳士はゴールドの携帯を片手に

  下駄の音をカランカラン心地よく響かせながら

  帰っていかれた。

  誰かのやさしさが景色を変えることもある。

 
スポンサーサイト
ページ上部に戻る▲
情熱家 雄真  © 情熱家 雄真 2009. (http://jyounetsuka.blog58.fc2.com/)
/
This BlogTemplate's origin was written by Tamico.
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。