情熱家 雄真  『  一筆啓上。  』
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屋久島日和 ~標高1,050mと地下足袋~ (2010/10/20)

“ もののけ姫の森 ”で知られる白谷雲水峡の天辺にある

 標高1,050mの太鼓岩に登った。

 前記で触れたように午前中の作業後に雲水峡の岩の上で

 胡坐をかき弁当を食べ終え環境庁・屋久島森林管理署など

 山の守人 山のプロフェショナルのみなさまが

 『 こんな晴天は屋久島では、めったにないから

   是非みなさんに太鼓岩からの絶景を見せたい!! 

   とりあえずは“もののけ姫の森”まで行って

     余力があるなら、太鼓岩まで行きましょう!!  』

 この勢いと無垢な笑顔に魔法をかけられ

 登山靴ならびに装備なんてない山のど素人営業軍団約10人は

 “ NO!! ”の選択もなく深い森へと導かれた。

 わたくしなんぞ、素足に地下足袋・作業着に手拭い。

 登りはじめの木の階段も束の間に終わり岩や

 硬くなった木の根の上を歩く、

  岩の上のクリップ感はさすがに地下足袋。

 しかしながら靴底の薄い地下足袋は最初の1時間ぐらいは

 足ツボ効果で痛キモチ良かった。

 蛇足ではあるが

 昨今は靴底にエアーMAXのようにエアー入り地下足袋

 というものがございますが今回は普通の地下足袋である、残念。

 普段呑み屋で肝臓を使うことのみプロフェショナルな私共は

 登山開始30分で

 もう無口になる、

 もう肩で息をしている

  最初の10分だけは馬鹿話でハシャイでいたが・・・。

 “ よし!! ”と気合を上書きし狭い登山道ですれ違う下山する人々に

  “ こんにちわ・おつかれさまです!! ”とあいさつを

 交わす その度に少し疲れが薄れる。

 以前なにかプロスポーツ選手の書いた本で

 “ 苦しい時ほど声を出せ!! ”というフレーズを思い出したのだ

 ゼェゼェの荒い息の中 念願の“ もののけ姫の森 ”に到着

PA161695.jpg


 素晴らしい!!これは宮崎駿もこころ動かすはずだ!!

 そんな感動も束の間 山の守人の面々が

 “さあ行きましょう!もうちょっとで太鼓岩です。”

 いつのまにか行くも行かぬも選択権が無くなっていた。

 我々の顔は疲労感満タン、それでも更なる絶景を求めて歩みだす、

 すれ違う人々へのあいさつ効果も薄れてきた

 こうなれば自分で騎手と馬をby My Selfしかない

 “ さぁ行こう!! ”“ かんばれ自分!! ”“ がんばれ俺!! ”

 角度の急になった岩の段を一段ごとにそうつぶやき自分自身に鞭を打つ。

 何十回つぶやいたことだろう、頭上斜め上に太陽光の射し込みが見えてきた


 もう膝は豊潤ばおくれ!!と叫んでるわ、足の裏も勘弁してよ!!と泣いている。

 最後はどちらかと言えば岩を掴み腕力で登っていた、

 そして視界が開け
 
 空に投げたされたような感覚。

 頂上に着いた

 PA161706_convert_20101019110452.jpg
 

 膝の震えとは裏腹に疲れを一瞬で青く高い空が吸い取ってくれた

 時を忘れ日常を忘れ絶景に包まれていると

 森の守人がそばに腰掛けて

 
 『 キツイ思いをしたから感動があるんだよ!! 』

 
 この景色・この状態でのこの言葉は深いそして重い。

 たくさんシャッターを切り山を降りる、

 もう足の裏が限界に達していたので一歩一歩足をつく場所を選びながら

 
 『 登りよりも降りの方が大事だからね、降りによくケガが発生するんだよ

   ゆっくりでいいからね!! 』

 
 またまた森の守人の言葉が沁みる。

 キツかった、

 下山は休憩ついでにたくさん写真を撮った。

 そんな状態の自分はどうやら他人にはそう映らないらしい、

 後ろから来た若い北九州から来たという大学のグループに

 “ お兄さん、この仕事何年やってるんですか? ”

 何か勘違いされている。

 下山の途中はいまから頂上を目指す方に

 “ こんにちわ ”“ がんばって! ”と

 たくさんのエールを送った。

 自分がキツイ思いをしたからことさらに声をかけたくもなる。

 やっと駐車場に這うようにたどり着き

 森の守人に“ 君、体力あるね!! ”と言われ

 かなり、恥ずかしかったけど

 見得ですこしだけ、しゃんと歩いてみた、

 それから4日後の今日

 いまだに筋肉痛

 わたくしの歩き方はロボコップである。


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